酷暑の夏も、峠を越したようです。
ようやく過ごしやすい季節になってきましたね。
今日は新しい方、S.I様が参加してくださいました。
また、H.Yさまが、web本棚サービスアプリ、ブクログを紹介してくださいました。
パソコンとスマホ(アプリを登録)でデータを同期出来ます。
老眼の方はパソコン版がおすすめです。
本を検索して出て来たら登録します。
そうると本棚をクリックすると自分の読んだ本が並んでいます。
本を「読んだ」で登録するとレビュー(公開される)が書けます。
下の方にメモも書けるので公開されたくないときはこちらに書きます。
◆ブクログとは
使い方についてのブログ
↓
◆Web上に本棚を作る「ブクログ」がおもしろい
https://www.pc-weblog.com/booklog/
◆読書の常識が変わる!ブクログという読書管理アプリの使い方を徹底解説!
http://shareblog.info/archives/5689
webやアプリで本棚をかんたんに作成し、
感想やレビューを書いたり、読書の管理・記録をすることができるアプリです。
皆様、読んだ本の記録に使われてみたらいかがでしょう。
さて、今日の報告です。
紹介者:H.Yさん
絵も素敵。
犬派のわたしもすっかり猫の気分になって泣けました。
よかったねと。
猫の話だけど、ネグレクトされている小さな人間の子どもの話のようにも思えました。
紹介者:H.Yさん
読み終わったタイミングで、近藤誠さんの訃報を聞いてショックです。
クスリもワクチンも一大産業なので、
本当に患者さんの立場にたってクスリの害を言い続けるのは大変だったと思います。
全部飲まなくていい、とかちょっと極端な気もしますが、
不都合な真実を伝えてくださってありがとうございました。
紹介者:H.Yさん
アメリカで100万部以上売れた四世代にわたる在日コリアン一家の話。
日韓併合時代の少女が未婚の母になり、牧師と結婚して大阪に渡ってきて、
義兄夫婦と助け合って、働いて働いて生きていった。
差別の中で、子どもたちも過酷な生き方をしてゆく。
韓国と日本の状況、在日という存在が庶民の生活を通じて理解できる小説。
紹介者:H.Yさん
紹介者:K.Nさん
紹介者:K.Nさん
紹介者:C.Tさん
紹介者:A.Nさん
紹介者:A.Nさん
紹介者:A.Nさん
8月の栞の会のブログに「ぜひ読んでみてください。」とあったので読みました。
以前「楡家の人」が流行りましたが、北杜夫と同じく、作者自身精神科医。
本当にこんな外部に開かれた精神病院があるのかと思いました。
院内もみな楽しそう。
働く医師や看護婦さんもほとんどはとてもいい方で、
患者の出自を把握し患者の声を聴き、人間として対等に接し、
協力し合えるよう演劇公演まで患者中心に企画する。
警察は犯罪を起こして精神病と認定されると病院任せ、
病院の方は治療だけでなく犯罪防止まで取り締まらなければならないという指摘、
精神科の実態を知る思いでした。
最後は涙涙の盛り上がり、私自身、命の尊さ、生き抜こうとする気持ちの大切さを、
精神を病んだ患者から教えられました。
欲を言えば、少しディテールが細かすぎ。
登場人物が多く、誰が誰やらわからなくなりました。
最後に、秀丸さんとチュウさん、
島崎さんが力強く生きようとする姿に持って行きたいのであれば、
もう少し人物を絞って描いてくれたほうが親切なのではないかと、
もっとも、作者は精神病棟に暮らす患者たち一人一人の姿を
幅広く知ってほしくこの本を書いたのかもしれませんが。
8編の短編から成っています。
小池真理子の作家としての力量がまた感じられた作品でした。
いろいろな人生を歩む人々を、多様に想像、設定し、心の奥にある心象を描き切る、
自然の風景を絡ませながら純文学に昇華する、素晴らしい本だと思いました。
どの作品も「言わない・触れないこと」をテーマにしていると思います。
長く生きていくうえで、思っても、分かっても、
訊いてはいけないこと、触れてはいけないことを人は持っていると思います。
瀬戸内寂聴さんも、井上荒野さんの書いていることが真実であれば
「井上光晴氏と関係を持っていることを、
自分の口から発してしまったらみんなが傷つくだけ」
と思い最後まで口にしなかったのだと思います。
心の中にしまって人生を閉じる、大小はあるでしょうけれど各自持っているのだと思います。
小池真理子さんは、性的な描写にも優れているのだとつくづく感心しました。
男と女の性を通した触れ合いを、男性の動作を実に丹念に、
その時の女性の心の動きを迫真豊かな表現で書いています。
4作目の「ソナチネ」は、婚約者のある30代のピアノ教師が、
金持ちの生徒の発表会で隣の席に座っているプレーボーイと言われる男から
すり寄られていく様を、細やかな男の指の動きと、彼女の深まっていく快感を、
ディアベリのソナチネに合わせ書かれています。
「千年萬年」は孫を持つ50代の女性。
孫が置いて行った亀の生命力を軸に、
初めての指圧院で施術を受け性の再燃に至っていく様を描きます。
巻頭に新川和江の本からの引用が記されています。
「むらさきの輪をくぐったのよ。いくつもいくつもくぐったの。むらさきの輪を」
「神よ 神よ なにが間違っていたのだ?どんな背徳がこの森かげにあったのだ?」
彼女たちが陥っていく性の深みを暗示していることが読後に分かりました。
紹介者:M.Kさん
紹介者:M.Kさん
紹介者:M.Kさん
紹介者:K.Oさん
紹介者:K.Oさん
紹介者:K.Oさん
紹介者:A.Oさん
紹介者:A.Oさん
紹介者:Y.Oさん
紹介者:Y.Oさん
紹介者:M.Sさん
*物語の舞台を訪ねてきました。
藤沢周「世阿弥最後の花」を読んで、世阿弥が立ち寄った長谷寺(ちょうこくじ)と、
数年を過ごした配流先の正念寺とを訪れたいとずっと思っていましたが、
先週、念願が叶って、ツアーで行ってきました。
このツアーは、古い寺や廃屋になった家の蔵など“佐渡の文化財”をめぐるツアーでしたが、
真夏日の明るい空の下をバスで移動しながらの訪問は、
世阿弥がいた時代とは全く異なる世界だったと思います。
長谷寺は広大な敷地に建つ立派な寺でしたが、荒廃が目立っていました。
正法寺は思っていたよりもこじんまりとした明るい寺でした。
“雨乞いの面「べしみ」”も見せていただきました。
2寺とも世阿弥のいた時代の後に焼失等の変化を経ていますし、
環境も変わっていますので、私がイメージしていた物語の中の雰囲気とは違っていました。
それでも、住職がたの熱心なお話をきき、仏像を拝み、
寺の建物や庭のたたずまいに浸って、当時をしのぶことが出来ました。
藤沢周はこの本を出す前に、7年位にわたって度々正法寺を訪ねていたそうです。
作者が、その舞台を細かく観察・調査しながら、
想像力を駆使して物語を作り上げていく作業に、
私もいつしか同調して、創造の世界の中をたゆたっていました。
紹介者:M.Sさん
私の選書は気まぐれです。
NHKのテレビ番組「ねこメンタリー」でこの作家を初めて知り、読んでみました。
この本は、2018年に「救済 SAVE」として出版されたものを、改題、文庫化したもの。
6つの短編からなり、軽くて読みやすいけれど構成が緻密な、
ちょっと個性を感じるミステリーでした。
紹介者:M.Sさん
紹介者:T.Yさん
紹介者:T.Yさん
紹介者:管理者A