今日は、比較的暖かな1日でしたね。
緊急事態宣言が、延長されましたので、今月の「栞の会」もZoomで行いました。
今回は、Hさん、Nさん、Sさん、Sさんの4名の方が、
Zoomデビューしてくださいました。
Hさんからは、「栞の会」が終わった後、本当にお会いしたような感じでした。 
終わってから何処かに帰らなければならないような気分でした。 
とても楽しかったです。
短歌の結社もリモートでやるようなので、頑張っておいてよかったと
しみじみ栞の会に感謝する次第です。
とメールをいただきました。
嬉しいですね。

また、欠席されたAさんからも、以下のお便り&本の紹介を送っていただきました。
栞の会に入れて頂いてから、1年少しになります。
余り出席出来なかったのですが、栞の会に入って、本当に良かったと思っています。
本を読むのは昔から好きでしたので、皆様から様々な本を
ご紹介頂けるのが、とても貴重に思います。
紹介者:Aさん
ジヴェルニーの食卓 (集英社文庫)
原田マハ
集英社
2015-07-03
紹介者:Aさん


舟を編む (光文社文庫)
三浦 しをん
光文社
2015-03-13
紹介者:Aさん


コクーン (光文社文庫)
葉真中 顕
光文社
2019-05-31
紹介者:Aさん

等を読みました。
まだまだこれから読みたい本が沢山あるので、とても楽しみです。

今月私がご紹介したい本は、河合隼雄の本3冊です。
20年位前に感銘を受けて、又最近読み返しました。
先ずは
こころの処方箋(新潮文庫)
河合 隼雄
新潮社
2013-08-02
紹介者:Aさん

55編の短い文章の中に貴重な言葉が詰まっています。
次に
働きざかりの心理学 (新潮文庫)
隼雄, 河合
新潮社
1995-04-28
紹介者:Aさん
もお勧めしたい本です。
最後にご紹介したい本が、
「老いる」とはどういうことか (講談社+α文庫)
河合 隼雄
講談社
1997-02-20
紹介者:Aさん

読売新聞に連載されたコラムを一冊の本にまとめたものです。
気楽に読めて、毎日の生活に役立つ内容の本と思います。

さて、当日参加された方のご報告です。
Hさん
Hさんからは、原稿もいただいています。
新装版 あ・うん (文春文庫)
向田 邦子
文藝春秋
2003-08-01
紹介者:Hさん
 
今年は向田氏没後40年とのこと。
時は昭和12年。 
舞台は東京山の手。
登場人物: 製薬会社のサラリーマンである水田仙吉とその妻たみ
                     水田の親友の門倉修造とその妻
                     仙吉の一人娘さと子
水田仙吉は学歴と容姿に於いて劣るが、小企業ではあるが有能なサラリーマンである。 
一方、20年来の親友である門倉修造は背も高くハンサムで、
軍需景気で羽振りのいい中小企業の社長である。 
この二人は本当に信頼しあっていて、家族ぐるみの付き合いをしている。 
そして門倉は水田の妻たみに密かな思慕を抱いている。 
たみは門倉のことを憎からず思っているが、慕われていることに気づかぬふりをしている。
最後まで男二人の友情は続き、たみも夫を裏切らない。 
こうして進む市井の2家族の暮らしぶりが飽きさせない展開で綴られる。 
この門倉と水田との友情はあたかも神社の鳥居に並んだ狛犬阿(あ)・呍(うん)のように
切っても切れない関係として続く。 
そして、この2家族の生活の背景には、やがて太平洋戦争へと続く
日中戦争・昭和の戦争の時代を予感させるものが流れている。     
銀の猫 (文春文庫)
まかて, 朝井
文藝春秋
2020-03-10
紹介者:Hさん

お咲は自分の母親が作った借金を返すために、
割の良い介抱人(今で言うヘルパーのような職)の仕事を始める。 
仕事を紹介してくれるのは「鳩屋」という口入屋(くちいれや)で、
そこの主人である五郎蔵とお徳夫婦に見守られ誠心誠意働くお咲はひっぱりだこだが、
贅沢と男で自堕落な生活の母親に振り回され悩む日々を送る。 
現代と違うところは介護保険があるわけではないので、
財力のある家庭でしか介抱人は使えないし、
介抱人も一睡もできないこともある厳しい稼業ではある。 
それも母親のした借金の返済のためだが、
その理不尽なしわ寄せを健気に務めるお咲の心の支えは、
離縁された婚家で唯一可愛がってくれた舅からもらった銀の猫の根付けだった。 
苦しいときは、その根付けを握りしめる。 
そして介抱人を通して人々の人生や心の中に触れられることで、お咲は仕事に誇りを感じていく。
住み慣れた自宅で、過度な治療はせずに少しずつ枯れるように自然な死を迎えることの意義を感じる。  
日本のいちばん長い日(決定版) 運命の八月十五日
半藤 一利
文藝春秋
2012-09-20
紹介者:Hさん

         紹介者:Yさん
心淋し川 (集英社文芸単行本)
西條奈加
集英社
2020-10-02
紹介者:Nさん

第164回直木賞受賞作
語りつぐ人びと・アフリカの民話 (福音館文庫 昔話)
江口 一久
福音館書店
2004-01-20
紹介者:Mさん

月の裏側
恩田陸
幻冬舎
2013-12-06
紹介者:Sさん

月なきみそらの天坊一座
井上 ひさし
新潮社
2013-11-01
紹介者:Tさん


千両絵図さわぎ (中公文庫)
植松三十里
中央公論新社
2017-06-30
紹介者:Yさん


そして、バトンは渡された (文春文庫)
瀬尾 まいこ
文藝春秋
2020-09-02
紹介者:Sさん


リスボンへの夜行列車
パスカル メルシエ
早川書房
2012-03T
紹介者:Sさん


善人長屋
西條 奈加
新潮社
2013-09-13
紹介者:Oさん


本所おけら長屋(十) (PHP文芸文庫)
畠山 健二
PHP研究所
2018-02-06
紹介者:Oさん

とるとだす (新潮文庫)
恵, 畠中
新潮社
2019-11-28
紹介者:Oさん


ひとめぼれ (文春文庫)
畠中 恵
文藝春秋
2020-06-09
紹介者:Oさん


陽炎ノ辻 居眠り磐音(一)決定版 (文春文庫)
泰英, 佐伯
文藝春秋
2019-02-08
紹介者:Oさん

JR上野駅公園口 (河出文庫)
柳美里
河出書房新社
2017-02-07
管理人A

全米図書賞受賞
ジェノサイド 上 (角川文庫)
高野 和明
KADOKAWA/角川書店
2013-12-25
紹介者:管理人A

ジェノサイド 下 (角川文庫)
高野 和明
KADOKAWA/角川書店
2013-12-25
紹介者:管理人A

2011年ミステリーランキング1位 
第2回山田風太郎賞 第65回日本推理作家協会賞
おもかげ (毎日新聞出版)
浅田 次郎
PHP研究所
2018-06-15
紹介者:管理人A