体温をこえる、猛暑というより酷暑の日々が続いています。
私が住んでいる和光市では、連日「外出危険」という市内放送が流れます。
来週は、少し気温も下がるようですが、皆さま熱中症には、お気をつけください。

さて、今月の報告です。

途方もなく霧は流れる
唯川 恵
新潮社
2012-02-24
紹介者:K.Oさん


流浪の月 (創元文芸文庫)
凪良 ゆう
東京創元社
2022-02-26
紹介者:K.Oさん

昨年5月、映画(松坂桃李、広瀬すず)で観て是非原作を読みたいと思い、
図書館にリクエストしておいたのがやっと手元に来たので読みました。

凪良ゆうの作品を読むのは初めてでしたが2020年の本屋大賞を受賞しただけあって
なかなか読みごたえがありました。

 

父親が病死、母親が恋人と行方不明になった更紗(9歳)は叔母の家に引き取られますが、
そこで中二のいとこ孝弘から性的嫌がらせを受けます。
どこにも行く所がない更紗は耐えるしかありませんでしたが、
遊びに行った公園で文(ふみ)という19歳の大学生に声を掛けられ
一緒に暮らすようになります。
更紗の事件は新聞に載り、遊びに行った動物園で保護され、文は女児誘拐で逮捕されます。

警察で詳しく聞かれた更紗は、文に何もされていないことを告げようとしますが、
どうしても孝弘にされたことを思い出してしまい事実を告げることが出来ず・・

家に帰された更紗は夜、部屋に入って来た孝弘をびんで殴り傷を負わせてしまい
児童養護施設に預けられます。

9年間施設で過ごし、そこを出てからはファミレスで働き始めますが、
カフェを開いた文と偶然再会し、通い続けますが、
それを知った同棲相手の亮から激しいDVを受け、文の所へ逃げ込みます。

文には恋人?がいますが文は第二次性徴が出てこない障害があり、
大人の女性を愛することが出来ず苦しんでいます。

文の過去が亮によってインタ-ネットに暴かれ、カフェを閉店することになり・・

何でもすぐに検索出来て、ちゃんと罪を償ってまっとうに生きているのに、
関係のない第三者から過去を明るみに出され更に傷つけられていく
恐ろしいネット社会を感じました。

また被害者であるはずの更紗も白い目が向けられるという残酷さも痛感しました。

大人になった更紗を文は女性として愛することは出来なくとも、
同じ過去を持つ同志のようなつながりで二人が強く生きて行く所に希望を見ました。


がんと外科医 (岩波新書)
良弘, 阪本
岩波書店
2020-11-24
紹介者:T.Yさん


紹介者:T.Yさん


現代を生かす新渡戸稲造の人格教育
湊 晶子
キリスト新聞社
2023-03-20
紹介者:T.Yさん


世界で最後の花 絵のついた寓話
ジェームズ・サーバー
ポプラ社
2023-06-21
紹介者:T.Yさん

わが植物愛の記 (河出文庫 ま 24-1)
牧野 富太郎
河出書房新社
2022-07-06
紹介者:A.Oさん


月曜日の抹茶カフェ (宝島社文庫)
青山 美智子
宝島社
2023-06-06
紹介者:M.Kさん


かっかどるどるどぅ
若竹 千佐子
河出書房新社
2023-05-24
紹介者:M.Kさん


紹介者:M.Hさん


紹介者:M.Hさん


小学生にピタゴラス―さんすうの博物学
玉木 英彦
みすず書房
1994-05-01
紹介者:S.Cさん


紹介者:S.Cさん


風よ あらしよ
村山 由佳
集英社
2020-09-25
紹介者:管理人A


伊藤野枝の幼少時代から、憲兵に虐殺されるまでの一生を描いた小説。
幼少時代は、貧困にあえぎながらも、勉学の意思を持ち続け、
叔父に頼み込んで、東京の女学校に入学する。
そこで出会った辻潤と結婚し、その後大杉栄と出会い
一緒に暮らすこととなる。
関東大震災で被災し、その時、憲兵である甘粕正彦に
大杉栄とともに虐殺される。
これが有名な甘粕事件である。
28歳という短い人生を、熱い思いで走り抜けた壮絶な一生。