桜の季節も終わり、新緑が綺麗な季節になってきました。
今回は、初参加のKさん、そして仕事で忙しく、
しばらくご無沙汰だったSさんを加えて、
12人での「栞の会」でした。
今日は、Mさんが「成人の発達と学習」から、
人間の脳の発達とアルツハイマーの関係などの症例を
紹介してくださいました。
誰もが、歳をとっても、健康な脳を持ちたいと思うわけですが、
「イチョウ葉エキス」は、脳の衰えを予防するのに、効果があるのだろうか?
という現実的な話まで、話題が広がりました。
「栞の会」は、本の話題ばかりでなく、身近な話題にも、話が発展します。
私に取っては、参加された方の、意見をお聞きすることは、
とてもためになり、大切な時間になってきました。
「栞の会」は、肩の張らない会ですので、
お時間がある方は、是非、一度ご参加ください。
新しい発見があるかもしれません。
さて、今日、紹介された本です。
紹介者:Yさん
原発事故から10年、徐々に世間から忘れられていく避難者の方々。
その苦しみは今も続いています。読むほどに苦しくなるほどの理不尽。
忘れないでいようと思います。
紹介者:Yさん
紹介者:Kさん
短い結婚生活の話。
ひきしまって、とてもよくまとめられており、感動的でした。
いつか 三橋節子の美術館を見に行けたらと思います。
紹介者:Kさん
人気の本。
私も1~15まで読み、16がこの春出版されるというので、
早速図書館にリクエストしておきました。
この巻は、今までとちょっと雰囲気が違うお話でしたが、面白かったです。
紹介者:Yさん
紹介者:Yさん
文字のない絵本です。
絵だけ見ても十分楽しめますが、物語の主人公や、名画の一場面があちこちに隠されています。
「隠し絵」を探しながら読むと、楽しさ倍増です。
卒業生101のストーリー
エンパワーメントセンター
紹介者:Tさん
紹介者:Tさん
紹介者:Nさん
何人かの皆様が「超面白い、げらげら笑いが止まらない、
落語の口調も感じられ、江戸の下町が目に浮かぶ・・」
とおっしゃったものですから、私も読んでみました。
「長屋という限られた空間と人数なのに次から次よくも話の題材が浮かぶものだ。」
とただただ感心しました。
話に筆が追い付けず粗雑な文章にになっているところもありましたが、
娯楽として人気があるのだろうと思いました。
紹介者:Nさん
こちらはただの大衆小説ではありませんでした。
Aさんが「不思議な小説だ」とおっしゃったものですから手にしました。
これこそが「超面白い」です。
てに山本周五郎賞を受賞できたのではないと思いました。
ルソーの作品「夢」をモティーフに「夢を見た」という虚構の作品を登場させ、
恋愛をからませ、美術館の内部事情や展覧会開催にいたる壮絶なまでの戦い、
ルソーの事、ピカソの事・・・幾重にもなってサスペンスのように繰り広げられ、
また最後にとてつもないことが発現する、
すごいとしか言いようがない作品でした。
でもやはり私にはルソーの作品はどこがいいのか?いまだに分かりません。
紹介者:Nさん
カミュの「異邦人」?ということと、
私が一番好きな高山辰雄の「聖家族」のひとつが表紙になっていたので手に取りました。
中身はカミュと全く関係なく「いりびと」と読ませ、
京都人の他者をシャットアウトすることを意味していました。
美術商と、彼のスポンサーであり、美術館を経営したりしているお金持ちのお嬢さん
(実は京都生まれの養女)が結婚し、子供を産みながらも離婚する。
最後は展覧会開催を前に東京と京都の画壇対決の前で終わります。
「大衆小説」だと思いました。
紹介者:Nさん
ダンプカー運転手のイギリス人と結婚した日本人が、
イギリスのブライトンという町で11歳の一人息子の中学生生活を日を
追って書き記したものです。
特に「日本人が異国の生活で感じたことを書く」という気負ったスタイルでないところに、
多国籍社会になっているイギリスの混迷した事情を彷彿とさせています。
一番私が感じたことは「イギリスは若者に未来を託している」ということでした。
「今」問題になっている世界の情勢や地域の問題等を自分のこととして学び考えさせる授業、
そのことが生きる力になっている、若者の自殺が多い日本の記事を見て思った次第です。
紹介者:Mさん
紹介者:Sさん
紹介者:Sさん
紹介者:Sさん
紹介者:Sさん
紹介者:Sさん
紹介者:Sさん
紹介者:Sさん
紹介者:Sさん
紹介者:Sさん
紹介者:Aさん
『戦国時代は裏から読むとおもしろい!』
"隠された真実がわかります"
紹介者:Hさん
紹介者:Sさん
紹介者:Sさん
紹介者:Sさん
紹介者:Sさん
紹介者:Sさん
紹介者:Sさん
紹介者:Sさん
紹介者:Oさん
紹介者:Oさん
臓器提供のために集められた子供たち。
あきらめや葛藤などは全然描けていなくて、感動出来なかった。
会話も私にはいまいち理解出来ず。
国民性の違いか、理解力が足りないせいか?
紹介者:Oさん
彼女の作品には一つのことに打ち込んではいるが
生活力のない夫とそれを支えるしっかり者の妻の組み合わせが多い。
この小説もそれで、書道家の夫が屈折していて痛々しい。
最後に大きな賞をとるが残酷な結末が訪れる。
どんどん引き込まれてしまった。
紹介者:Oさん
長い闘病の末5年前に牧師の夫が亡くなり、一人暮らしになったミツコさん。
月7万の年金とシルバー人材センターの仕事で暮らす清貧の潔さ。
お金がないならないなりに工夫して暮らす。
過去を振り返ったり将来を心配したりせず「今ここ」に心を込めて生きることを大切に。
信仰を持っている人の強さに感動しました。
管理人A
「地下鉄に乗って」は「おもかげ」と対をなす作品。
「おもかげ」が母との愛情を描いた小説なら、
「地下鉄に乗って」は父との葛藤を描いています。
どちらも、涙なくしては読めない小説です。