初冬を思わせるような日々が続いたと思ったら、
今日は、汗ばむような気候でした。
今週の金曜日は、夏日の予報も。
いったい日本の気候は、どうなってしまったのでしょう?
今日の「栞の会」は、前回に引き続き、zoomの実験をしてみました。
Kさんがご自宅にいらっしゃるので、
Kさんには、リモートで参加してもらおうと・・・。
zoomは、無料のコースで使用すると、
3人以上が参加する場合は、制限時間が40分になります。
2人までですと、使用時間は無制限。
今回は、会場では、発表する人が、交替でパソコンに向かうことにしました。
会場とKさんで、二人に相当しますので、
時間を気にすることなく、リモート「栞の会」をすることができました。


「栞の会」終了後、Kさんに感想をきいてみたところ、
「会場で話すのとほとんど変わりなく、皆の話を聞くことができた。
ただ、複数の人が、同時に話すと、聞きづらかった」
ということでした。
パソコンを複数用意することができれば、
上記の問題は解決しますが、費用の問題が生じます。
この問題は、皆でアイディアを出し合って、
解決することにしましょう。
また、今日は、新しい方が参加してくださいました。
なんとPARCOの1階で、偶然お会いしたので、
強引に誘っちゃったんです。
今回は、前回Nさんから提案のあった「私のお薦め本」の話もあります。
どんな本がでてくるのか、楽しみですね。
塩野七生さんから離れて、41歳の学者の本を読みました。
文章を書く力をもっと付けたほうがいいと思いました。
上記のテーマには根本、宗教問題があるのですが、
対立する宗教の違いを説明してくれてないので、
自分で調べて読まなければなりませんでした。
それにしてもキリスト教というのは神と聖霊とキリスト、
マリアをどう考えるかの論争に明け暮れてきた宗教なのですね。
学校の国語の時間で教える文章の読み方は、
素直なおりこうさんな大人になることを目的としている。
「みんな」とか「わたしたち」という言葉に惑わさせないこと。
その奥にあるものを自分の言葉で感じ、つかみ取ることが重要だ。
教科書には載せられないだろうという文章を例にとって解きほぐしながら丁寧に解説してくれています。
丁度私の今の年に書いた本で、10年前から3度のがん手術を経験し、
70歳になってくも膜下出血の開頭手術、その時の経験をもとに書かれています。
少年期は太平洋戦争、35歳からは読売新聞社常駐特派員として南ベトナムの戦時下を経験。
悲惨な社会、悲惨な自分の病気にもかかわらず、
「生成する自然」に到達し、「世界はやはりすばらしいし、生きていることのほうがいいのだ」と言い切ります。
紹介者:Nさん
彼はいろいろな賞を受賞しています。これは伊藤整賞受賞作です。
彼はいろいろな賞を受賞しています。これは伊藤整賞受賞作です。
海岸にそって立つ切り立った崖に散らばる遺骨、
そこに数十にのぼる人間の掌が押し当てられ赤い顔料が吹き付けられ白抜きになっている、
指の本数が足りないのもある、そんな光景をテレビの記録番組で見ます。
それがなんだかということなのですが、彼は東京大学卒のエリート。
幼いころから読書に励み、思索にふけり文章も書いています。
彼の書く文章は長く、論理的、知識的かつ思弁的な人なのです。
最後に晩秋に読む私の大好きな本を紹介させてください。
今の季節になると毎年読みます。
「泥の河」で芥川賞を手にした宮本は「川三部作」そして「幻の光」。
そのあと大衆作家の道を進む、その中間の本になると私は位置づけています。
母を亡くし父親に育てられたお金持ちのお嬢さんが、反対されながら貧乏っちい、男を愛し、
結婚するのですが、その夫が心中事件を他の女と起こしたため離婚します。
そんな二人が蔵王のダリア園で再会します。
その後手紙のやり取りの形式で話は進んでいきます。
鮮やかな紅葉をバックに、生きることの悲しみ・辛さがつづられます。
宮本は創価学会なのでキリスト教徒とは違って、試練を神から与えられたものととらえず、
自分が持って生まれてきたものととらえます。
けれど、そこは宗教家、悲しみを乗り越えて生きようとし、ふたりの手紙はエンドです。
旗本の三男坊である慎之助は、妻となる女性を取られてしまい、その相手を殺してしまう。
そして普通の社会では生きていけないので、脛に傷持つわけありの人たちが暮らす
「あやめ横丁」というところに匿われて暮らす。
あやめ横丁の「あやめ」は、花のアヤメではなく、
人を殺めると言うときに使う殺めを意味する。
わけありの人々は、思いやりがあり、つながりが深く、
複雑に人が絡み合うが、深い詮索はしない。
このあやめ横丁に匿われた慎之助は多くの経験をし、後に旗本武士に戻って、
人を殺めると言うときに使う殺めを意味する。
わけありの人々は、思いやりがあり、つながりが深く、
複雑に人が絡み合うが、深い詮索はしない。
このあやめ横丁に匿われた慎之助は多くの経験をし、後に旗本武士に戻って、
政府の役職についてからも、ここでの経験を活かして活躍する。
文庫本といえども分厚いものですが、江戸が好きな私はこの人情ものを一気に読めました。
こちらは、大学時代によく読みました。
紹介者*Oさん
最近、私も「津軽」を読み直しましたが、
若いとき読んだときとまた、別の感情が湧きますね。
若いとき読んだときとまた、別の感情が湧きますね。
私も、歳をとった!
紹介者:Oさん
初参加Nさん
漫画が大好きだそうです。
私も大好きなので、これから紹介しようかしら?
日本の漫画はバカにできません。
下手な小説より、内容も濃くて、面白い場合がたくさん!
紹介者:Nさん
これは、昔「少年ジャンプ」に連載されていましたね。
これは、昔「少年ジャンプ」に連載されていましたね。
息子が読んでいるので、私も読んでいました。
東京女子大史学科卒
歴史の表舞台に登場する人ではなく無名の人に焦点をあてた歴史小説
紹介者:Yさん紹介者:Yさん
紹介者:Oさん
仕事が忙しくて、2月以来ご無沙汰で、久々の参加でした。
その間読んだ本の凄さ!
私は、メモしきれませんでした。(汗)
紹介者:Sさん
紹介者:Sさん
管理人A