暑い夏が終わったと思ったら、あっという間に涼い毎日が続いていますね。
いつものことながら彼女の本は読ませます。
構成や表現は言うに及ばず、広く深い歴史の研究と豊かな想像力のほか
彼女自身の動かない自己というか性格の強さが織りなす壮大華麗な歴史絵巻でありました。
それにしても次々に出てくる登場人物、目次にイラスト付きの人物紹介を入れてほしい、
若いとき読んだ時はそんなこと思わなかった、
もうすぐ12月そして新年かあ・・と秋の夕暮れに思う70代女性でした。
エッセイ風に語るのか?つまり史実に沿って正直に書くのか?
でもまさかあれだけ独自の世界を作り上げている村上春樹が
凡庸な父の回想で終わるはずはないだろう?
そう思って期待して読みましたが、特に何もありませんでした。
フィクションを書くことのほうがどんなに自由に独自の世界を構築できるかの証かなと思いました。
もうご紹介済みかもしれませんが、何度読んでもいい本です。
コロナも、なかなか終息する様子が見えません。
世の中では、リモートで仕事をする企業が増えてきました。
会議など、zoomを使って行うことが多いようです。
先月は、会場に参加される方、参加が難しい方には、原稿を送っていただく
という2本立てで、「栞の会」を開催いたしました。
今月は、ちょっと、世の中を見習って(?笑)、
zoomを使って、「栞の会」をできないだろうかと考えました。
パソコンを持参し、zoomを立ち上げ、
スマホで、「栞の会」の様子を見ることができるかの実験です。
パソコンとスマホの位置が近いと、ハウリングを起こし、
聞き取りづらいことがありましたが、
離れている席では、何とか、聞くことができたようです。
「栞の会」も、いくつかの条件が整い、zoomを使えるようになれば、
会場に参加することができない方も、
ご自宅から、参加することができるようになるかと思います。
皆様のパソコンには、zoomは入っていますでしょうか?
もし入っていないのであれば、是非、いれて、使ってみてください。
「栞の会」のため、というよりも、遠いところで暮らす家族、
あるいは、なかなか会うことができない友人等
色々な方と、つながっていくことができます。
skypeより、快適ですよ。
さて、前置きが長くなりましたが、今月の報告です。
いつものことながら彼女の本は読ませます。
構成や表現は言うに及ばず、広く深い歴史の研究と豊かな想像力のほか
彼女自身の動かない自己というか性格の強さが織りなす壮大華麗な歴史絵巻でありました。
それにしても次々に出てくる登場人物、目次にイラスト付きの人物紹介を入れてほしい、
若いとき読んだ時はそんなこと思わなかった、
もうすぐ12月そして新年かあ・・と秋の夕暮れに思う70代女性でした。
エッセイ風に語るのか?つまり史実に沿って正直に書くのか?
でもまさかあれだけ独自の世界を作り上げている村上春樹が
凡庸な父の回想で終わるはずはないだろう?
そう思って期待して読みましたが、特に何もありませんでした。
フィクションを書くことのほうがどんなに自由に独自の世界を構築できるかの証かなと思いました。
須賀敦子に傾倒し隅々まで読み漁って研究した著者の力作といえると思います。
もっと簡潔にまとめられないか?とは思いましたが。
彼自身クリスチャンなのでしょう、須賀敦子の信仰に思い入れし過ぎ?
以前私は須賀敦子の作品を好んで出版されるのを次々に読んだ時期がありましたが、
そんなに彼女が若いころからキリスト信者としての自分の生き方に悩んでたかしら?
カソリック左派で活躍してたかしら?
私がただ読み取れなかっただけ?
そう思って池澤夏樹選集日本文学全集【須賀敦子】を読みました。
紹介者:Nさんもっと簡潔にまとめられないか?とは思いましたが。
彼自身クリスチャンなのでしょう、須賀敦子の信仰に思い入れし過ぎ?
以前私は須賀敦子の作品を好んで出版されるのを次々に読んだ時期がありましたが、
そんなに彼女が若いころからキリスト信者としての自分の生き方に悩んでたかしら?
カソリック左派で活躍してたかしら?
私がただ読み取れなかっただけ?
そう思って池澤夏樹選集日本文学全集【須賀敦子】を読みました。
彼女は自分の主義主張は前面に押し出さない書き方なのだと思いました。
出会った人や尋ねた場所=事実を回想、追想しながら
心に感じたことをちらりと抑えて入れる。
そんな書き方が彼女の深い悩みや悲しみをかえって彷彿とさせ、
静謐な世界を作って私を引きずり込む・・・
昔読んだ時と少しも変わらず心に沁みるいい本でした。
以外に骨太な構成・文体だと思いました。</span></span>
出会った人や尋ねた場所=事実を回想、追想しながら
心に感じたことをちらりと抑えて入れる。
そんな書き方が彼女の深い悩みや悲しみをかえって彷彿とさせ、
静謐な世界を作って私を引きずり込む・・・
昔読んだ時と少しも変わらず心に沁みるいい本でした。
以外に骨太な構成・文体だと思いました。</span></span>
「ガールの水道橋」で、月光に輝く橋の美しさに見とれる場面で
「ぎりぎりに計算されつくした構造は、心を打つような造形と必然的に合致するはずだ。」
と若いころ読んだ言葉を思い出すところがありますが、
まさしく彼女の文章はそれだと思いました。
「ぎりぎりに計算されつくした構造は、心を打つような造形と必然的に合致するはずだ。」
と若いころ読んだ言葉を思い出すところがありますが、
まさしく彼女の文章はそれだと思いました。
紹介者:Nさん
入院しているとき荒木さんにご紹介いただき読みました。
病室の無味乾燥な白い壁がマチスの色に輝き、
モネの庭の池が見え、水連が見え、柳の木が見えました。
絵画の大好きな女の子向けです。私も女の子になりました。
入院しているとき荒木さんにご紹介いただき読みました。
病室の無味乾燥な白い壁がマチスの色に輝き、
モネの庭の池が見え、水連が見え、柳の木が見えました。
絵画の大好きな女の子向けです。私も女の子になりました。
もうご紹介済みかもしれませんが、何度読んでもいい本です。
二足歩行以来人類の移動の原因とその後の結果、影響が書かれています。
そこに内在する普遍的な問題を考え直す契機となり今日の世界を直視する上でわかりやすい入門書です。
図録と参考文献リストが充実しています。
紹介者:Hさん
紹介者:Hさん
紹介者:Yさん