今年の夏は、熱中症とコロナでさんざんですが、「栞の会」は元気に開催されました。
前回は、「第2の人生をいかに生きるか 」という話題で盛り上がりましたが、
今回は、「格差社会」で話が弾みました。
世の中には、色々な格差があります。
学歴、経済、社会的な成功など。
見える格差、見えない格差、外国との比較など、話していたら、きりがありません。
時間が不足しているのが、悩みの種です。
本の紹介だけでなく、番外編として、テーマを決めて、意見交換をしてもよいかな?
と思ったりもしました。

さて、今回皆さんから紹介された本です。
今回欠席だったSさんからは、原稿を戴いております。
また、Nさんからは、「栞の会」では、紹介しきれないとのことで、
こちらも、原稿を戴いでおりますので、お読みください。

ホンのひととき 終わらない読書 (PHP文芸文庫)
中江 有里
PHP研究所
2017-09-12
紹介者:M.Sさん


著者の読書への向き合い方と多方面にわたる本の紹介が、
わかりやすい平易な文章で書かれている。

内容は以下の3章から構成されている。

1.ホンのひととき(読書好きになった子ども時代からの随想)

 2.読書日記20112014(本との出会いを日記風に)

3.書評の本棚(各本についての感想)

後書きが2014年に書かれているので、もちろん、それ以降に出版された本は入っていないが、
100冊余が取り上げられていて、著者の読書量の多さ、幅広さに圧倒される。

「『どうやって本を選んでいるのですか』と尋ねられることが多い」
 ―2章よりーそうでしょうね。

「『大好きな作品へのラブレター』それがわたし流の書評です」―3章より

「ひとりでしかできない読書は、面白いことに『自分はひとりじゃない』
と確認することでもあるのですね。」―後書きより。


読書の森で寝転んで (文春文庫)
葉室 麟
文藝春秋
2022-06-07
紹介者:M.Sさん



中江友里氏のテレビ「ブックレビュー」で紹介され、タイトルにも惹かれて手にとった。

2012年ごろから新聞や雑誌のコラムに書かれた随想、書評、および講座、
そして、亡くなる(2017)直前に語られた次の作品への構想などが収載されている。

20数点の本についての随想も含め、葉室麟の作家としての背景と姿勢を
うかがうことが出来る。

この本は、4つの章からなる。

1.読書の森で寝転んで
2.歴史随想ほか
3.小説講座で語る
4.掌編、絶筆

第1章の中で、「わたしを時代小説家へと導いた本」は、
子どものころ愛読した「忍者武芸帖 影丸伝」「カムイ伝」等の
マンガであるとしているのは興味深く、また、

3章の、小説講座での文芸評論家池上冬樹氏との対談は、
彼の著作への姿勢が詳しく語られており、読みごたえがある。

―「小説は虚構だけど、自分の中にある本当のことしか書けない。
書くことは、心の歌をうたうことです。」


デトロイト美術館の奇跡 (新潮文庫)
マハ, 原田
新潮社
2019-12-25
紹介者:Y.Aさん


80歳の壁 (幻冬舎新書)
和田秀樹
幻冬舎
2022-03-28
紹介者:Y.Aさん


紹介者:Y.Aさん


紹介者:M.Hさん


実力も運のうち 能力主義は正義か?
マイケル サンデル
早川書房
2021-04-14
紹介者:M.Hさん


種をまく人
ポール・フライシュマン
あすなろ書房
1998-07-01
紹介者:M.Kさん


紹介者:S.Cさん


ぼく モグラ キツネ 馬
チャーリー・マッケジー
飛鳥新社
2021-03-18
紹介者:S.Nさん


両手にトカレフ
ブレイディみかこ
ポプラ社
2022-06-07
紹介者:S.Nさん


紹介者:S.Nさん


芸術と科学のあいだ
福岡伸一
木楽舎
2015-11-30
紹介者:S.Nさん


 ここに収められている鑑賞作品は絵(抽象・具象)・建物・工芸品・印鑑・昆虫・
動植物・遺伝子・家具・・・。
彼の目に見えるものすべての中で「素晴らしい」と感じるものを取り上げ、
分子生物学者としての解説を試みています。

 嬉しくなるほど共感でき、その解説に納得するのが結構ありました。
私の好きな高山辰雄の解説は圧巻でした。

 フェルメール超大ファンの彼は、何点かフェルメールの作品を解説していますが、
あまりファンでない私には「そう言われましても」と思えましたし、
抽象画もそういうのが多かったです。

 また、彼の説明が、なんせ分子生物学者ですから、
難しすぎて理解できないのもありました。

 ただ、黒川紀章の銀座のカプセルマンションが取り壊されるにあたり、
数学と工学だけで作るからそういうことになる、
生物学がなければならないと書かれていたのには納得できました。
生物学の魅力が分かるような気がしました。

 本を書いたり、訳したり、歌を作ったり、テレビにもちょくちょく、
研究やれてるの?と心配しながらも彼の著書を待っている私です。

紹介者:S.Nさん


 テンポが小気味よく、どんどん読めました。
よほどの知識がないとこれだけ端的には書けないだろうと思います。

 著者自身淡白な性格の人なのかもしれないと思いました。
さらっとしていて、楽しんで著いているように思われ、
悲しみや深刻さや喜びを登場人物と共有していない。

 ただ、ロマノフ王朝304年を新書版にまとめ上げるには、
記録的な叙述しかなかったかもしれません。
でも、短い文章でも著者の性格は伝わってくるのではないかと私は思います。

ロシアの特殊性と言っていますが、残虐性、命の軽さには中国どころではないと思いました。
為政者が自ら死刑・拷問を執行するなんて
ヨーロッパ・日本にはまずないのではないかと思います。

 また、ロシアの絵画は私が知らないだけなのでしょうが、
あまり知られてないですよね。
音楽や文学の面では世界を凌駕しているのに、
すぐに浮かぶ有名画家、有名絵画がないのはなぜ?
絵画芸術の原点、フランスをひたすらまねてきたはずなのにと思いました。

紹介者:S.Nさん


 著者は私と同じ1949年生まれ、73歳です。
東大卒、京大名誉教授の経済学者です。

 新聞や雑誌などから抜粋し、戦後から現在の岸田首相の政策まで論じている読みやすい、
新鮮な本です。

 戦後の政策をあげて、「改革」ばかりで、掛け声だけの77年、
アメリカ資本主義に盲目的に追従した日本の行きつく先はどうなるのか?を問うています。

 その解決策を読み取ることは出来ませんでした。私の力不足かもしれません。

 印象に残ったところしか掲げることが出来ません。

 彼は大きな声をあげて、何かというと世論調査をすぐにやり、
ネットの声を取り上げるマスコミに警告をしています。
政治家は「民意」で動いてはいけない、政治とは多くの意見を聞くことではない。
自己抑制・寛容・深い思慮で日本の将来を見つめ対策を打ち出し、
リーダーとしての責任感を持ってなされなければならない。
実は、これは、民主主義とは関係ないところにある道徳、社会規範なのだと言っています。

 柳田国男によるところの、ご先祖様に道徳を求めてきた日本が、
家の崩壊により、道徳の拠り所を失い、新憲法で神格を失った天皇も民意で動く、
「民意」とは何なのか?その危うさを危惧しています。

 「死を見つめることが出来るのは人間だけだ。」というところも身に沁みた私でした。 

隠居すごろく (角川文庫)
西條 奈加
KADOKAWA
2022-02-22
紹介者:S.Nさん


 朝日新聞の書評に興味を持ち、手にしました。
面白く楽しく一気に読みました。

 巣鴨で6代続く糸問屋の真面目一徹の徳兵衛が、息子に店を譲り、
悠々自適な隠居生活を送ろうと別宅に移ったとたん、
馬鹿が付くほどの優しい孫の千代太が、捨てられた犬猫を始めに、
極貧の子供たちを次々に連れ込んできたところから話が始まります。

 仕方なく彼らの救済にかかわる徳兵衛ですが、
そこは商人、物を与えることはしません。
自分が食える方向、読み書きそろばんをてはじめに、
どうすればお金を稼げるか、子供たちとともに考えます。
そこが面白いです。
やがて、人のために尽くす心地よさを知り、周りをも幸福にし、
やがてはなじめなかった妻とも、いい関係になっていくという心温まる小説でした。


紹介者:S.Mさん


紹介者:K.Oさん


紹介者:K.Oさん


紹介者:K.Oさん


あちらにいる鬼 (朝日文庫)
井上 荒野
朝日新聞出版
2021-11-05
紹介者:T.Yさん

後悔病棟 (小学館文庫)
垣谷美雨
小学館
2017-04-28
紹介者:T.Yさん


山桜記 (文春文庫)
麟, 葉室
文藝春秋
2016-07-08
管理人:A






 


















今日も楽しかったです。
今回は「老後をどのようにすごすか」というテーマの本がたくさん紹介されました。
身近な話題(?)で、盛り上がりました。

それでは、今日紹介された本です。

生命海流 GALAPAGOS
福岡 伸一
朝日出版社
2021-06-12
紹介者:K.Nさん


紹介者:A.Nさん



紹介者:A.Nさん


ヘヴン (講談社文庫)
川上未映子
講談社
2014-11-14
紹介者:A.Nさん

 朝日新聞でブッカー賞候補と知り、手にしましたが、
読んだら前に読んでいたのに気が付きました。
心に印象として残るほどではなかったということかしら?

 中学生のいじめを取り上げていて、
今回、残酷で読んでいられないところがあったのは、
私が年老いて、嫌なことから目を背けている証だと思いました。

 いじめを受けている気の弱い斜視の主人公と、
いじめを受けながらも心の中でいじめる子たちの優位に立つ理論を確立しようと
もがく同じクラスの女の子、「へヴン」とは、
その女の子が主人公を連れて行った美術館にある作家の絵の題名です。
絵の中に描かれているのは、つらい目にあった2人が乗り越えてたどり着いた最高の部屋だそうで、「へヴン」は女の子が名付けた題名だそうです。

 「あらゆるものに意味はなく、すべてはたまたま。」
「嫌ならなぜ嫌と言わないのか?」がいじめる側の論理。
「あらゆることに意味がある。なぜいじめるのか?」と言いよるいじめられっ子。
中学生にしては高尚な口論が繰り広げられます。

 問題提起だけで、最後は主人公が、迷っていた斜視の手術を受けることで、
少し光が差すような終わり方ではありますが、
世の中がもっとよく見えるようになれば変われるのか?それは分かりません。

モダン (文春文庫 は 40-3)

原田 マハ
文藝春秋
2018-04-10
紹介者:A.Nさん


 ニューヨーク近代美術館(MOMA)を拠点とした独立した短編5編で成っています。

 大きな事件(東北大震災や911・・・)をテーマに繰り広げられる作品と
人間模様が描かれています。

 それにしても彼女の本はいつも、美術への理解を高め、
美術界(裏話も含め)についても知識を広げてくれる楽しい読み物です。

 今回も第一編では、私は、福島県出身でありながら、
福島県立美術館が貴婦人のような美しい出で立ちの美術館であること、
アンドリュー・ワイエスの絵画保有に力を入れていること、
震災が起きた時、「クリスティーナの世界」を借りて展示中であったこと等、
全く知りませんでした。

 他の編でも、美術館での監視員の仕事内容、
MOMAがロックフェラー財団によって成り立っていること、
企画をしてから展示に至るまでの輸送をJ含めての緊張と苦労等、
知らないこと、気づかなかったこと満載でした。

 ただ、読後としては文学作品としてみた時、
これだけのいい材料を揃えながら、
もっと読者の胸を打つ作品に仕立てられなかったのかなという思いが残りました。
私の感性が弱っているのかな?人物の絡み合いや表現方法が月並みな気がしました。

贖罪 (双葉文庫)
湊かなえ
双葉社
2020-06-08
紹介者:A.Nさん


 15年前、静かな田舎町で5人の小学生の女の子が一緒に遊んでいたとき、
その中の一人で東京から来た転校生が殺害されてしまいます。
犯人を見たほかの4人はなぜか犯人の顔を思い出せないまま、
事件は迷宮入りとなります。
娘を喪った母親(麻子)は彼女たちに言いました。
──あなたたちを絶対に許さない。必ず犯人を見つけなさい。
それができないのなら、わたしが納得できる償いをしなさい、と。

 小説はこんな簡潔な書き方では始まりません。
3人の子供たちが、大人になってから、麻子への手紙、PTAでの告白など、
一人称での語りにより15年前の事件内容がつまびらかにされ、
その後の彼女たちが大人になってから「償い=贖罪」のために殺人を犯してしまう、
そんな形式になっています。
しかも終章、麻子自身の告白で犯人が明らかにされる、
麻子の発した言葉から麻子へ戻るのです。

 「贖罪」などという日本人には縁遠い言葉に惹かれ、読みましたが、
人間の持つ弱さ(他人の言葉に惑わされる、愛されない寂しさに苦しむ、
自分を内向的に追い込めてしまう等)が粘り強く丁寧に掘り下げられています。

 最後に4人の中の2人が故郷の事件のあった校庭に行って語る言葉、殺害された友人
「を思いながら、手を合わせる。どうして、あのとき気づかなかったんだろう。
わたしたちが一番しなければならなかったことを」
「それに気づくための15年だったのかもしれない」
で作者は、いわば答えを出して締めくくっています。

 ひどい15年間です。
犯人目撃者と言われた4人が「贖罪せよ」の言葉を抱えながら、
追い込まれ殺人を犯してしまうのですから。

 大人が賢くならなければいけないのだと私は思いました。
自分の苦しい立場や気持ちを越えて、子供たちを見つめ、
大きな視野で、どうしたら傷ついた彼女たちを救えるのか、
どうしたら町全体が静かな元の田舎町に戻れるのかを考える。
苦しい時こそ自分の立ち位置を明確にしなければならない、私はそう思ったのでした。

生命海流 GALAPAGOS
福岡 伸一
朝日出版社
2021-06-12
紹介者:A.Nさん


 前回の栞の会で取り上げられ、福岡ハカセの人気のほどが明らかにされた本、
新聞やテレビで彼の著作や言動や持論については触れていましたが、
まとまった本を読むのはこれが始めてでした。

 いやあ、航海に出るまでのイントロが長いのなんの。
ま、これがガラパゴス諸島理解のプレリュードになっていて、
彼の小さいころからのガラパゴス諸島航海への熱い思いと、
航海にたどり着くまでの長い苦労の道のりが分かるのですが。
この他にも、付録として、小さい頃の虫好きで内向的で読書好きの彼の姿、
取り組んできた学問内容とたどり着いた持論、
テレビ界や出版界の裏事情、
そして、彼の持つ平等の目、読書による広い視野と知性、他者に対する暖かな目・・・
福岡ハカセの人となりまでが理解され、
私の中で栞の会の他の皆様方を越えて(?)彼の評判はうなぎのぼり。

 本題「ダーウィンをたどってのガラパゴス諸島航海」がもっと面白い、
書き方がうまいのでしょう、一気に読みました。
たくさん感想はありますが、なぜガラパゴス諸島の動物たちは人間を見ても怖がらず
むしろ人間と遊ぼうとするような行動をとるのか?
の彼の結論にしみじみと感じ入りました。
生命体は同じ起源をもつ他の生命体といつも何らかの相互作用を求めている。
互いに益を及ぼしたがっているし、相補的な共存を目指している。
ガラパゴス諸島の持っているがら空きのニッチ=余裕が
動物たちを主体的な余裕に基づく行動を起こさせている。
のだそうです。余裕がなくなると戦争が起きるのですね。 

 

 73歳の私が胸にじんと来た詩人ハカセ・福岡のこの本の中の詩を紹介させてください。

 

  星空を見上げながら、ピユシス(自然=長岡注)の実相を感じた。

  生きるものはすべて、時期が来れば生まれ、季節がめぐれば交わり、

                            そのときが至れば去る。

  去ることによって次のものに場所を譲る。

  生と死。それは利他的なもの。

  有限性。それは相補的なもの。

  これが本来の生命のありかた。

  ガラパゴスのすべてのいのちはこの原則にしたがって、今を生きている。

  今だけを生きている。

紹介者:M.Sさん

全国新聞10紙で連載中の4コマ漫画。
小学3年生のぴよちゃんと猫の又吉は深い絆の仲良し。
ぴよちゃんの家族と学校のお友達、そして又吉を囲む猫仲間。
これらの優しい集団のほんわかした日常を描いている。
猫の吹き出しのセリフも人間のそれに負けない程多く、
猫たちの表情の描写がなんとも可愛いい。

紹介者:M.Sさん

戦後の住宅困窮期から現在まで、住に関係する様々な施策や法律がつくられてきたが、
急速に進む家族形態の変化、少子高齢化、そして経済格差、
という社会変化に追いつけない現状であり、空き家問題もその一つである。

 

著者は、これからの住居を「つくる」から「つかう」へ、
「所有」から「利用」へ、「住まい」から「暮らし」へ、
そして、「グローバル化」と「ローカル化」を合わせた「グローカル化」を挙げ、
今後あるべき姿として次のように語る。

すなわち、住む人々が循環できる賃貸住宅と、居住関連産業や商業施設、
そして福祉関連施設がコンパクトにまとまった、
地域一体型で生涯100年時代を安心して生活できる住環境の整備が必要であると。

 

「高齢者向け優良賃貸住宅」制度、
「住宅確保要配慮者に対する賃貸住宅の供給に関する法律」、
「高齢者の居住の安定確保に関する法律」等々、
そしてこれらが一本化されたのが「サービス付き高齢者住宅」である等、
実に身近な問題でありながら、これまで知らなかったことが多いことに気づかされ、
今後も関心を持ち続ける必要性を感じる。

 

87歳、古い団地で愉しむ ひとりの暮らし
多良 美智子
すばる舎
2022-03-24
紹介者:M.Kさん


紹介者:M.Kさん


かくしてモスクワの夜はつくられ、ジャズはトルコにもたらされた:二つの帝国を渡り歩いた黒人興行師フレデリックの生涯
ウラジーミル・アレクサンドロフ
白水社
2019-09-27
紹介者:M.Hさん


やさしい猫
中島京子
中央公論新社
2021-10-22
紹介者:M.Hさん


紹介者:K.Mさん


紹介者:Y.Oさん


紹介者:Y.Oさん




紹介者:Y.Oさん


黒牢城 (角川書店単行本)
米澤 穂信
KADOKAWA
2021-06-02
紹介者:Y.Oさん


モダン (文春文庫)
原田 マハ
文藝春秋
2018-04-10
紹介者:A.Oさん


紹介者:T.Yさん


紹介者:T.Yさん


蔵〈上〉 (中公文庫)
宮尾 登美子
中央公論新社
1995-07-18
紹介者:K.Oさん


蔵〈下〉 (中公文庫)
宮尾 登美子
中央公論新社
1995-07-18
紹介者:K.Oさん

綴る女-評伝・宮尾登美子 (単行本)
林 真理子
中央公論新社
2020-02-18
紹介者:K.Oさん


旅屋おかえり (集英社文庫)
原田マハ
集英社
2015-04-03
紹介者C.Tさん


ぼく モグラ キツネ 馬
チャーリー・マッケジー
飛鳥新社
2021-03-18
紹介者C.Tさん


Creativity is Born - 三宅一生 | 再生・再創造 -
清水 早苗
パイインターナショナル
2016-03-25
紹介者:S.Cさん


老後破産: ―長寿という悪夢― (新潮文庫)
NHKスペシャル取材班
新潮社
2018-01-27
消化者:管理人A


2013年にNHKスペシャル
「”認知症800万人”時代”助けて”と言えない~孤立する認知症高齢者~」
が放映された。
この特集を組むために、さまざまな取材がされたわけだが、
放映しきれなかった内容も多い。
それを、埋もれたままにしておくのはもったいない。
放映できなかった話も、たくさんの人に知ってほしいということで、この本が
発行された。

ここに描かれているのは、少ない年金生活で、生活が困窮しているにもかかわらず、
叫び声をあげられないでいる高齢者の姿だ。

老後に人間らしい生活を送るためには、どうしたらよいか、
国全体で考えていく必要があるだろう。



 




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